PEG 400ジオレエート(PEG400DO、CAS 9005-07-6)は、公称PEG 400を原料とする液状の非イオン性オレイン酸エステルです。金属加工油剤、潤滑剤、繊維加工助剤の乳化剤や配合助剤として使用されます。市販品にはPEG鎖長とエステル成分の分布があり、見積り対象のグレードは品質規格と使用する配合での性能に応じて選定します。
PEG 400ジオレエート CAS 9005-07-6
- CAS番号:9005-07-6
- 同義名:ポリエチレングリコール400ジオレエート;PEG-400ジオレエート;PEG400DO;ポリオキシエチレンジオレエート(公称PEG 400グレード)
- 分子式:公称PEG 400を原料とするオレイン酸ジエステル製品。市販品にはPEG鎖長とエステル組成の分布があり、単一の分子式やモル質量では表せません。
- グレード:市販の工業用PEG 400ジオレエート。見積り対象のグレードについて、酸価、水酸基価、けん化価、水分の要件を規定します。
- 包装:ドラムまたはIBC容器での包装。容器の適合性と正味重量を見積りに明記します。
製品説明
物性・規格
| CAS番号 | 9005-07-6 |
| 化学種別 | 非イオン性のポリエチレングリコール・オレイン酸ジエステル製品、公称PEG 400グレード。 |
| 組成/分子式 | 市販品のPEG鎖長およびエステル組成の分布。単一の分子式やモル質量はありません。 |
| グレード / 規格 | 工業用PEG 400ジオレエート。酸価、水酸基価、けん化価、水分、および合意した外観または粘度の要件。 |
| 物理的形状 | 通常の取扱温度では液体。外観、流動性、水中での分散挙動はグレードと温度により異なります。 |
| 包装 | ドラムまたはIBC容器の要件、正味重量、容器の適合性を見積りに明記します。 |
グレードと配合の選定
数字の400は、出発原料であるPEG鎖のおおよその平均モル質量をg/molで表したものです。完成したジオレエートのモル質量や、一定のエチレンオキシド単位数を示すものではありません。市販品のエステル組成と鎖長の分布が、そのグレードの挙動に影響します。
PEG 400ジオレエートは、相溶性のある油分の多いエマルション、金属加工油剤、潤滑剤、繊維加工助剤に使用されます。乳化型、添加量、性能は、油相全体の組成、併用する乳化剤、希釈条件、使用条件によって異なります。水に分散する性質は、水に制限なく溶解する性質とは異なります。
PEG 600ジオレエートは平均PEG鎖がより長く、グレード比較の対象となります。PEG 400モノオレエートは、エステル化の種類と残存する水酸基の状態が異なります。これらを選定する際は、CAS番号だけで置き換えるのではなく、配合での性能比較が必要です。
金属加工油剤や潤滑剤の配合では、グリセリルモノオレエートを乳化・潤滑の役割に応じて検討できます。一方、ペンタエリスリトールテトラオレエートは別種の潤滑用エステル成分です。それぞれの機能と相溶性が配合に適合する必要があり、どちらもPEG 400ジオレエートと化学的に同一ではありません。
品質データと提供資料
酸価、水酸基価、けん化価はmg KOH/gで報告します。水分、外観、粘度は、適用する試験方法と試験条件を併記して規定します。これらの測定値はグレードの異なる側面を示すもので、いずれも単独では純粋なジエステルの含有率を確定できません。
モノエステル、ジエステル、遊離PEGの比率が規格に関わる場合は、エステル組成プロファイルが有用です。蒸発光散乱検出器を用いる高速液体クロマトグラフィー(HPLC–ELSD)は、対象グレードに対して分析法を検証し、報告対象の成分について校正した場合に使用できる分析手法の一つです。ピーク面積百分率だけでは、質量分率に基づく純度を確定できません。
見積り対象のPEG 400ジオレエートのグレードについて、COA(試験成績書)、TDS(技術データシート)、SDS(安全データシート)を提供可能です。エステル組成プロファイルが規格に含まれる場合は、該当するクロマトグラフィーの品質資料も提供可能です。見積りの際に用途、必要な規格、数量、納品先をご提示いただくと、グレードと包装を選定しやすくなります。
保管と取扱い
容器を密閉し、乾燥した状態を保ち、汚染を防いでください。保管温度、取扱上の注意、輸送情報は、見積り対象のグレードに付属するTDSとSDSに従ってください。
技術・供給に関するFAQ
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質問:
PEG 400ジオレエートとPEG 400モノオレエートは同じ製品ですか?
回答: いいえ。これらの名称は、それぞれジエステル型とモノエステル型のPEGグレードを表します。市販品は単一の純粋な分子ではなく、PEG鎖長とエステル成分に分布があります。水酸基価やエステル組成が異なる場合があり、乳化性能や配合時の挙動が変わるため、そのまま相互に置き換えることはできません。 -
質問:
PEG 400ジオレエートのCOAでは、どの品質データが重要ですか?
回答: mg KOH/gで報告する酸価、水酸基価、けん化価に加え、水分と合意した外観または粘度の要件が有用な比較項目です。エステル組成が規格に含まれる場合は、モノエステル/ジエステルの組成プロファイルについても、試験方法と結果の報告基準が必要です。受入基準は見積り対象のグレードに合わせて設定します。 -
質問:
別のPEG 400ジオレエートのグレードに、そのまま置き換えられますか?
回答: CAS番号と公称PEG鎖のグレードが一致しても、性能が同じとは限りません。品質規格を比較し、同じ条件で配合の比較試験を行ってください。特に、乳化安定性、粘度、潤滑性能の比較が重要です。エステル組成、PEG鎖の分布、配合中の他の成分が結果に影響します。
発注・資料
資料依頼、見積り、供給計画に必要な情報。
書類
調達に必要な書類をお知らせください。ご注文前に、見積対象の供給元が当該ロットの書類を提供できるか確認します。
見積もり
CAS番号、必要グレード、数量、希望梱包、仕向地をお知らせください。
サンプル・供給
サンプル、試験用数量、継続注文への対応可否をお問い合わせください。調達可能な製品とその時点の見積条件に基づいて確認します。
保管・発送
ご注文前に製品ごとの条件を確認します。






