PPG 2000(CAS 25322-69-4)は、ポリプロピレングリコール2000またはポリオキシプロピレングリコールとも呼ばれるポリエーテルポリオールで、公称平均分子量は約2,000です。ポリウレタン製造の原料、潤滑剤・消泡剤の配合成分、化学中間体として使用されます。用途に適したグレードを選ぶ際には、水酸基価、水酸基官能基数(1分子当たりの平均OH基数)、粘度、水分含有量、酸価、色相が判断材料になります。規格と取扱いに関するCOA、TDS、SDSを提供できます。
ポリプロピレングリコール 2000 (PPG 2000 / Polyether Polyol 220-Type) CAS 25322-69-4
- CAS: 25322-69-4
- 別名: ポリプロピレングリコール2000; PPG 2000; ポリオキシプロピレングリコール2000; ポリ(プロピレンオキシド)ジオール(公称分子量2000)
- 分子式: 水酸基末端を持つポリエーテルで、鎖長は一定ではありません。プロピレンオキシ繰り返し単位はC₃H₆Oであり、単一の固定した分子式では表せません。
- グレード: 工業用ポリエーテルポリオール。グレード規格には水酸基価、水酸基官能基数、粘度、水分含有量、酸価、色相が含まれます。
- 包装:ドラムまたはバルクでの包装。容器の種類と正味重量は見積もりに明記します。
製品説明
製品情報と品質管理項目
| 項目 | グレード情報と報告の基準 |
|---|---|
| 製品の基本情報 | ポリプロピレングリコール2000は、ポリオキシプロピレン系ポリオールのグレードです。Polyether Polyol 220-Typeは商業上の名称であり、グレードの適合性はその規格に基づいて判断します。 |
| CAS / EC参照番号 | CAS 25322-69-4。EC / NLP 500-039-8はPPG系統の参照番号であり、グレード規格や認証を示すものではありません。 |
| 平均モル質量 | 公称平均モル質量は約2,000 g/molで、鎖長には分布があります。水酸基価から算出した平均値では、分布全体を測定できません。 |
| 水酸基官能基数 | このPPGグレード系統は、公称官能基数2のジオール型です。反応用途のグレードは、規定された平均水酸基官能基数と末端基の構成によって区別されます。 |
| 水酸基価 | mg KOH/gで報告し、グレードの範囲と適用するポリオール試験法を併記します。 |
| 水分含有量 | 適切なカールフィッシャー法を用い、wt%やmg/kgなどの質量分率で報告します。 |
| 粘度 | 試験温度、方法、単位を併記します。粘度はmPa·s(cP)、動粘度はmm²/s(cSt)で表示します。 |
| 酸価 | 合意したグレードの限度値と試験法を併記し、mg KOH/gで別途報告します。酸価はpHではありません。 |
| 外観と色相 | 通常は透明な無色~淡色の液体です。グレード規格には、試験の基準とともに外観と色相の限度を記載します。 |
用途と反応用途のグレード選定
PPG 2000は、用途に適したグレードを選んでポリウレタンプレポリマー、接着剤、コーティング、エラストマー、潤滑剤や消泡用の配合に使用します。ポリウレタンの計算では、水酸基価からポリオールの水酸基当量を算出し、水酸基官能基数は鎖構造と網目形成に影響します。水分やその他の活性水素を持つ配合成分は、イソシアネートのNCO含有量と目標イソシアネート指数とともに、別途計算に組み込みます。配合性能は、選定したグレードと加工条件によって変わります。
技術資料と分析報告書
お見積り対象グレードの分析証明書(COA)、技術データシート(TDS)、安全データシート(SDS)をご提供できます。TDSにはグレード規格と試験条件、COAには報告されたロットごとの分析結果を記載し、SDSには安全な取扱い情報を示します。分子量分布に関する要件がある場合には、数平均モル質量(Mn)、重量平均モル質量(Mw)、分散度、校正基準、測定条件を記載したSEC/GPC報告書をご提供できます。
必要に応じて、残留プロピレンオキシドの試験報告書もご提供できます。ポリエーテル中の遊離プロピレンオキシドを対象とする分析には、ヘッドスペースGC法が適しており、PPGマトリックスに適した試料前処理と校正を行います。報告書には、分析対象成分、mg/kgで表した結果、試験法、検出限界または定量限界を記載します。残留モノマーの測定結果は、ポリマーの分布全体について単一のGC純度(%)を示すものではありません。
関連グレードと配合成分
PPG-1000とPPG-200は、より短い鎖長を持つポリエーテルジオールの比較対象です。水酸基当量、粘度、配合中の挙動はPPG 2000と異なります。同じCAS番号でも、同じ添加量で使用できることや相互に置き換えられることを意味しません。
ポリウレタン配合では、ポリメリックMDI(PMDI)をイソシアネート成分として併用できます。グレード、NCO含有量、イソシアネート官能基数は、ポリオールの水酸基当量、水分含有量、目標イソシアネート指数、硬化条件に合わせて選定します。この関係から、すべての配合に共通する混合比が決まるわけではありません。
工業用潤滑剤や消泡用の配合では、ブタノールを開始剤とするEO/POポリエーテル BPE-1500が、異なるポリエーテル構造の比較対象になります。開始剤、EO/PO組成、水酸基官能基数がPPGジオールと異なるため、反応用途での直接の代替品ではありません。相溶性と性能は、使用する配合で評価します。
保管、取扱い、大口見積り
吸湿と汚染を抑えるため、容器を密閉し、乾燥した状態で保管してください。保管温度、混触禁止物質、保護具、漏出時の対応、廃棄については、供給グレードのTDS/SDSに従ってください。
大口見積りをご希望の場合は、PPG 2000のグレードまたは用途、数量、仕向地をお知らせください。基準となる規格や、水酸基価、粘度、水分に関するご要望があれば、グレード選定に役立ちます。包装と必要な分析要件は見積りに含めます。
技術・供給に関するFAQ
-
質問:
Polyether Polyol 220という名称は、PPG 2000の世界共通の単一規格を示しますか?
回答: いいえ。「220」は商業上のグレード名であり、分子量分布、水酸基官能基数、反応性を世界共通に定義するものではありません。ポリウレタン用途では、お見積り対象グレードの水酸基価、水酸基官能基数、粘度、水分、酸価を、使用目的に合った基準規格と比較してください。 -
質問:
PPG 2000を選ぶ際に、CAS番号と公称分子量だけでは不十分なのはなぜですか?
回答: PPG 2000には、さまざまな鎖長のポリマーが分布しています。水酸基価からイソシアネート計算に用いる水酸基当量を求め、水酸基官能基数は鎖構造と網目形成に影響します。水分やその他の活性水素を持つ配合成分は、別途計算に組み込みます。粘度、酸価、グレード規格も、選定と加工に影響します。
発注・資料
資料依頼、見積り、供給計画に必要な情報。
書類
調達に必要な書類をお知らせください。ご注文前に、見積対象の供給元が当該ロットの書類を提供できるか確認します。
見積もり
CAS番号、必要グレード、数量、希望梱包、仕向地をお知らせください。
サンプル・供給
サンプル、試験用数量、継続注文への対応可否をお問い合わせください。調達可能な製品とその時点の見積条件に基づいて確認します。
保管・発送
ご注文前に製品ごとの条件を確認します。




